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PROJECT03 大きなクスノキの木の下で
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PROJECT03 大きなクスノキの木の下で
「大きなクスノキの木の下で」が完成しました。 part3 2010年5月8日

日差しの採り入れ、風のコントロール、素材の選択。
これらをすこし意識してやると、人はまわりの環境に鋭く反応するようになる。
「気持ち良さ」を積極的にとりいれてやろうと思うようになる。
「家」というものは、建物内の環境はもちろん、そこに住む家族の感覚までを左右するのではないかと思っています。
それを理解すると、自分の家だけでなく、家を取り囲むまわりの地域にまで意識が届くようになる。
H様、ありがとうございました。

「大きなクスノキの木の下で」が完成しました。part2 2010年5月7日

こうして完成した家を見てみると、省エネ効果を高める配慮を間取りと開口で工夫したものの、生活動線というものを強く意識した家だったかと思います。
ご夫婦との打ち合わせを何度も重ねてきたからでしょう。

「大きなクスノキの木の下で」が完成しました。 part1 2010年5月6日

「大きなクスノキの木の下で」 社内検査に行ってきました。
丁度、確認申請機関の完了検査も行われていましたが、なんの指摘も無く、その場で合格したようです。
私のほうは特に施工精度の確認といった工事に関すること以外に、意図された用途に応じた設計がなされているかどうかを見ていきます。
正確に言えば、竣工検査では、こういったことを私だけではなく、担当したスタッフでミーティングのかたちで実施するようにしています。
「大きなクスノキの木の下で」 は 「可能な限り、エネルギーを使わない。
あわよくば、電気冷暖房システムを全く使わないで済む家が希望です。」
そんなH様のご要望を聞き、進めてきた家です。
太陽の光や風、空気の流れといった自然を採り入れながら、長く住み続けられるための基本性能が担保された『長期優良住宅』でもあります。

「大きなクスノキの木の下で」 完成見学会のお知らせ 2010年4月12日

「大きなクスノキの木の下で」 が完成します。
H様のご好意で、この度、完成見学会を開催させていただくことになりました。
構造材のすべてに「京都府内産材」を使い、床は杉の無垢板、壁にはルナファーザーを貼りました。
黒のガルバリウム鋼板と白のリシン吹きつけの外観。
H様からは「足場を解体したときの白黒ツートンの家の姿には、少々感動しました。」
とのメールも頂けました。
近々に社内検査を予定していますので、内部の様子は、そのときにご紹介しましょう。
[#IMAGE|d0041124_20165516.jpg|201004/30/24/|right|240|192#]
開催日  5月 8日(土)
時間   午前11時〜午後4時
場所   京都府南丹市園部町上本町
完成見学会の詳しい内容はチラシをご覧下さい↓
「チラシ」 をダウンロードする。

木表と木裏 2010年4月12日

「大きなクスノキの木の下で」のH様邸ですが、大工工事がかなり進んできました。
工事監督、インテリアコーディネーター、私との3者が現場で打ち合わせをしました。
施工図では読み取りにくい部分の納まりを相談して決めていきます。
丁度、大工さんが階段の折り返しになる廊下に杉の無垢板を貼っていたところです。
薪ストーブを計画されており、空気が循環するよう2階廊下の一部をスノコにしています。
この写真を使って木表、木裏を勉強しましょう。
表皮に近い方を木表、逆に芯に近い方を木裏と言います。写真では木表を上、木裏を下にして貼っています。
樹齢が若い表皮に近い部分は木の収縮が大きく、表の方が縮み、反りが生じます。
よって、木表を上にして、反りを抑えつける方向で留めつけます。
また、木表は、木裏に比べても杢目がひき立ち美しいのが特徴です。
この大工さんは定石とおり、木表を上にして貼っていますね。

プレカットの様子をご見学いただきました。

2010年2月9日

構造材のすべてに京都府産材を使った家 「大きなクスノキの木の下で」で使う檜、杉がプレカット工場に搬入されました。
H様のご希望もあって、プレカットの様子をご見学いただきました。
工場には集成材や外材も搬入されており、見比べていただけたかと思います。
「樹齢が違うでしょ。」との私の説明に、「…でも、強度は一緒なんですね。」には、ちょっとまいりましたが、住むほどに樹齢を重ねた木のすごみ、手間の掛け方が違うことの価値をわかっていただけるでしょう。
構造材を『表し』にして使うということは、そういうことだと私は思っています。
H様からは「いろんな木やカットをみることができ、また製造過程を知ることができて、参考になりました。妻も大変喜んでおります。」 とのお礼のメールを頂きました。
わたくしどもも、このような現場を見ていただくことで、「いい緊張感」を感じます。
京北プレカットが綺麗な材を揃えてくれたことに安心もしました。
H様、ご案内いただきました京北プレカットの職員の皆様、お忙しいところありがとうございました。

配筋検査 2010年1月12日

写真は、この家のタイトルにもなった「大きなクスノキ」
計画する建物に近接しているため、かなりやっかいです。
「何か良い方法は…。」 当初からH様はご心配。
最初は、連続させた深さ1m.程の柱状改良で壁を作って根の進入を防ごうと思っていたのですが、門を重機が入らないことがわかって、断念。
地盤補強の必要も無いことも判って1m.の鉄板を連続して差し込む方法に変更しました。
今日は、「大きなクスノキの木の下で」 H様邸の配筋検査でした。
構造計算によって設計された配筋は鉄筋量も多く、地中梁の複雑な配筋で鉄筋が束になるケースが多いのですが、定着部分を束にしない配慮がなされていました。
H様邸は長期優良住宅。 給排水の取り込み、取り出しには、コンクリートや壁体に直接埋め込まない実管(さや管)スリーブ工法を採用。点検やメンテナンスの容易性を確保しています。
そんな美意識の感じられる家にしたいですね。

施工図の最終チェックを終えました。 2010年1月7日

昨年末、弊社で取り組んだ「長期優良住宅」の第1棟目をお引渡ししました。
(超長期先導的モデルではありませんよ。) 「住宅履歴情報」の維持、管理システムを実際に稼動させ、常にフォローしていく。
30年間に及ぶ定期点検。これが現実のものとなります。
弊社では、「長期優良住宅」である、ない、に係わらず全棟30年間の無償定期点検を実施していくことになります。
単に点検期間が10年から30年へ延長されるだけではなく、メンテナンススケジュールを提示することが重要。 
「メンテナンスをし続けることで建物は長く維持される。
このことを知っていただくことが大切なことだと考えています。
「大きなクスノキの木の下で」 とネーミングさせていただいたH様邸も「長期優良住宅」です。
いくつかの打ち合わせ事項を確認して施工図の最終チェックを終えました。

良かった! part4 2009年8月3日

「桜の巨木を眺める家」の完成見学会にも来て頂いたH様の家づくりをお手伝いさせていただくことになりました。
週末に、第1回目を詳細な打ち合わせを展示場で行います。
「りぶら二条展示場」と同じ考え方、壁は柱を見せない大壁にして梁を「表し」にした家です。
構造材のすべてに「京都府産材」を使い、京都府の「京都の木の家づくり支援事業」を利用します。
長期優良住宅としての申請も考えています。
「可能な限り、エネルギーを使わない。あわよくば、電気冷暖房システムを全く使わないで済む家が希望です。」
こんなH様のご要望を聞き、進めてきた計画、今から楽しみです。