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京都で「木の家」での注文住宅、京都府産材・府内産材での家づくりを提案するネットワークです。
京都の建築会社で20年あまり注文住宅の設計に携わってきました。
年間多くの住宅を完工するなかで、「人にとって最も心地よい住宅とは、木の匂い、土の温もりのする住まい」ではないかと思い始めるに至りました。
平成13年、元旦にNPO法人 「緑の列島ネットワーク」 が「千人宣言」として意見広告した「近くの山の木で家をつくる運動」に賛同し、大工、林業家と 「京の杜ネットワーク」 を組み、国産材を使った真壁造の家づくりを始めました。府内産材がすこしでも多く使われ、循環利用されていく。地球温暖化防止にも貢献出来ればいいと考えています。
数字には表れない「心地よさ」、「空気感」を大切にした家づくりを目指しています。 |
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代表 |
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上林 彰(かんばやし あきら)一級建築士登録 第252119号 |
所在 |
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〒607-8357 京都市山科区西野櫃川町50-1 株式会社デザオ建設内設計室 |
連絡先 |
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Tel 075-594-0666 Fax 075-501-8549 |
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日本の山はこれまで三度、略奪とも呼べる木材大需要の危機に瀕してきました。最初は平安京が造営される前後であり、次が秀吉や家康による諸国統一の頃。そして太平洋戦争での敗戦から復興するのための伐採がここに加わります。しかし日本人はその都度、伐採した森林をそのままにせず、禿げ山にはせず、植林を繰り返してきました。日本各地の山々はそれら先人のおかげで、世界的にもまれな「循環型人工林」として育ち豊かな緑を繁らせていたのです。
しかし、木材生産が間に合わない時期に緊急的に輸入された外材が、今では木造住宅の構造材の大半を占めています。国内産木材の伐採期を迎えた山では就業人口の大きな減少と高齢化により、手入れもされず放置されているのが大半です。日本が誇る「循環型人工林」はいわば畑であり、使われなければ荒廃します。日本の山は、木を間伐して使わなければその豊かさを次世代に繋げないのです。
しかし、すべての林産地が荒廃しきっている訳でもなく、心有る林業家や国産材による「木の家」づくりに特化した我々地域工務店の試み 「近くの山の木で家をつくる運動」 も徐々にではあるが始まっています。 |
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ハウスメーカーの規格住宅を購入するのではなく、自分自身や家族の生活や生き方、住まい方を求めて、家を 「買う」 のではなく 「考えて建てる」 ユーザーが地元工務店に定着してきたように思います。
家を単にカタログで選ぶのではなく、設計者や職人さんとの付き合いによるストーリー性のある家づくりを楽しむユーザーが増えてきました。また、一方、林産家や設計者も時代に適した瑕疵担保責任や木材の品質表示に取り組んでいます。品質保証に対する勉強会も盛んに行われています。
「家づくり」「ものづくり」の楽しさを伝えたいと思います。
「家づくり」「ものづくり」の楽しさを設計者も住まい手も共有できれば、出来たものに対して、お互いに納得が出来る事でしょう。 |
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木は人の健康にやさしく、地球温暖化を防ぐ環境の面に於いても優れた特性を持っています。 さらに、府内の森林資源が有効に活用され、そこから生産される木材が地域の住宅に利用されることは、森林資源の循環利用を進めていく上からも有効です。
京都府内産材の利用推進により、京都の林業、木材産業が活性化され、適切な森林整備が推進されれば、森林の持つ公益的機能も持続的に発揮され活力ある社会の創造に繋がります。人が育つ環境と同じ環境で育った木、京都の杉、檜(ヒノキ)、松を使った家に住む。 ぜひ、考えて頂きたい事です。 |
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