トップ
日記
こだわること
設計のすすめ方
進行中のプラン
作品集
リンク
メール
お問い合わせ
PROJECT01 嵯峨野H様邸
PROJECT
PROJECT01 嵯峨野H様邸
PROJECT02 桜の巨木を眺める家
PROJECT03 大きなクスノキの木の下で
 お引き渡し 2006年6月 5日
嵯峨野 H様邸、土曜日に無事お引き渡ししました。
私ども「京の杜ネットワーク]」は
暮らされる街の近くの山の木で育ったを使う家づくりが最もふさわしく、素敵なのではと、お勧めしています。
れは自分たちと同じ空からの光を浴び、同じ源の水や空気を吸っているからです
構造材、床材に美山の杉、壁に珪藻土を塗った家が完成しました。
この様なチャンスを頂いたH様に感謝致します。
H様もまた、京都の林産値に自ら足を運ばれ、京都の木に親しみを持たれている方です。
多くの方に「木の家」の良さを知って頂きたい という私どもの思いに快く承諾頂きました。
ありがとうございました。

 完了検査 2006年5月15日
嵯峨野 H様邸、指定確認検査機関による完了検査がありました。
問題もなく、その場で合格書を受理しました。
工事のほうはポーチ、玄関のタイル貼り、美装、照明器具の取り付けを残しています。
完成現場見学会ですが、H様の防犯に対するご心配を考慮し、ダイレクトメールによるご案内と
ホームページにお申し込み頂いたお客様へのご案内にしたいと思っています。
詳細が決まり次第、お知らせします。
階段室に設けたトップライトは予想以上の効果を発揮していました。

 構造見学会 part2 2006年2月12日
今日は昨日より寒かった。テントと石油ストーブは用意してあったが、一組のお客様をテントにご案内すれば、もう、満杯の状態。
それでも長時間見学して頂いたのは、計画中のお客様が多かったからでしょうか。
ぜひ、無垢材による「表し」で考えて頂きたいものです。
吹きさらしの状態での見学でしたが、「杉の臭いがする。」
と皆さん、一様におっしゃっていたのには驚きました。
この辺の感覚は、私たちの方が鈍感なのかなと思います。
また、今日はこの家の杉の育て主、山主の小林直人さんにもお越し頂きました。
あまりに突然のことだったので驚きました。
開口一番、  「わしの山の臭いがする。」
うれしかった。
例会ではいつも、「一本の木を無駄なく使いたい。」おっしゃっていただけに、正直こわごわでした。この一言でお墨付きを頂いたような気もしました。
この家のオーナーであるH様も、大変喜んでおられたことをお伝えしました。
建て方の日、小雪の降る中を1時間半もじっと見ておられた。
季節が良くなったら、この家の杉が育った山を見に行きましょう。
案内をお願いすると快く応じて頂きました。


 構造見学会 part1 2006年2月11日

寒いのと、交通の便がいまひとつの場所だったので来場を心配しましたが、まずまずのご来場、熱心に見学、またお話しを聞いて頂きました。ありがとうございました。
無垢材を「表し」にした「構造見学会」というだけあって、「美山も京北も足を運んだ。」 とおっしゃるお客様が多くて、私のほうから府内産材を説明する必要も無い程でした。
また、「京都・森と住まい百年の会」の関係者の方にも来て頂きました。ありがとうございました。これからも一緒に活動していきましょう。
ありがとうございました。これからも一緒に活動していきましょう。
taijiさん、一番乗り、ありがとう。
多くの皆さんに府内産材による「木組み」の美しさを知って頂きたいと思います。
明日のご来場、お待ちしております。

 建て方 2 2006年2月6日

全容が見えてきましたね。
実はこの建物は風致地区の中でも最も規制の厳しい地区に建つ為、数々の行政指導を受けました。屋根の形状もその一つ、今ではあまり見かけることが無い入母屋です。(写真ではちょっと分かりませんね。)
平屋に近い建物ですが、中2階風にして屋根裏部屋を予定しています。
遠くに暮らしておられる御家族が遊びに来られた時にと準備された部屋です。
登り梁の加工はプレカット工場によって出来たり、出来なかったりですが、京北プレカットでは、大丈夫とのことでしたので登り梁を活かすプランとしました。
間柱、垂木に至るまで府内産材、美山の杉です

 建て方 2006年2月4日

昨夜はかなりの冷え込みだったので今日の建て方を心配した。
会社に着いて、現場の監督に電話してみると雪を退けてレッカーを入れる下準備に大変だったとの事。今、ようやくレッカーを据えたとの事でした。
2、3本faxを入れて現場に駆けつけると、粉雪の降る中、建て方は進んでいた。
レッカーの下には全面にブルーシートが敷き詰められていました。
作業は2階の床梁を落とし込んでいる最中、梁を打つ掛矢(かけや)が、冷たい空気の中、澄んだ音を響かせている。
大工の親方に材の印象を尋ねると、「以前使った他産地材に比べて目が詰まっている。
天然乾燥材だけに脂が乗っている。いいんじゃないか。」との事でした。もうすこし見ていたかったが、携帯に他の現場の大工から「納まり」に関する相談があったので現場を離れた。
ちょっと、安心した。

 配筋検査 2006年1月11日
基礎は建物が完成すると見えなくなってしまう部分です。また、建ち上がってしまうと、基礎の手直しはほとんど不可能です。そのため基礎工事には高い品質管理が必要とされます。現場監督者の主な管理項目は掘削深さ、配筋、コンクリートの打設状況、養生にまで及びます。 「京の杜ネットワーク」では木造建築物の全てをべた基礎で計画しています。
べた基礎は 建物の荷重を基礎梁に支えられた耐圧版の底面全体で地盤に伝えるために、布基礎に比べ剛性が高いのが特徴です。不同沈下に抵抗して沈下を均等化する効果が期待出来ます。ただし、基礎自重が大きいために軟弱層が厚い地盤ではかえって沈下を促進させてしまいます。 精査な地盤調査が必要なことは言うまでもありません。
建築物の構造計算→地盤調査→建物強度と地盤強度を考慮した基礎設計に施工マニュアルを守って施工管理された基礎が地震時にも家をしっかりと支えてくれる耐震基礎と言えるのです。

 地鎮祭 2005年12月14日
嵯峨野・H様邸の地鎮祭
うれしかったのは、「家の事はすべて家内にまかせるよ。」 とおっしゃっていたご主人にも来て頂いたことです。

 プレカット打合せ 2005年12月11日
施工図も完成し施工部分の契約を昨日して頂きました。
着工は当初の予定より1ヶ月遅れになり、楽しみにしておられたのに本当に申し訳ありません。待った甲斐があったと言って頂けるような建物にしていきたいと思います。

すこし前に大工の棟梁と一緒に京北プレカットさんにプレカットの打合せに行っています。
プラン変更に伴って当初考えていた太鼓落としの梁材を使うのを止めました。
登り梁のプレカットも可能だとの担当課長さんのお話しでオール・プレカットのケースになります。材は小林製材さんの天然乾燥材です。
プレカットは打合せを密にすることでよく言われる木取りのまずさをある程度防げると考えています。また、最近では元大工であった人を採用するケースも多く、プレカット工場側も「木を見てつかう事」に配慮しています。

 製材所見学 2005年8月11日
奥様ご自身が森林組合にも足を運ばれ、美山という土地、人に好印象を持たれていることもあって構造材として使用する杉材の確認に美山の小林製材さんを訪れました。
大工の棟梁のトラックに揺られての小旅行です。
さすがに腰がいたい!

小林社長には、以前「京都・森と住まい百年の会」の例会で講演いただき、小規模ではありますが天然乾燥材をストックされていることを確認していました。

京都市内から約1時間半、美山でもかなり奥に位置するところに製材所はありました。
杉材のみを扱っておられます。
屋根のかかった材木置き場には杉の梁、柱がきれいに桟積み乾燥されていました。
敷地の奥には小川が走るためか、風が常時吹く条件にあるとのことです。
帰り道、小林製材さんが材をおろされた「美山木の家」を案内していただきました。
実際に体験宿泊が出来るそうです。維持、管理が難しいモデル住宅でなかなかできることではないです。
宿泊された家族の感想、ぜひ聞いてみたいです。
回遊式の間取りと長い縁側は、子供が走り回るには格好の舞台でしょうね
 仕様打合せ二回目 2005年7月28日
今回の打合せは前回の残り、主に住設関連のうち合わせに終始しました。

特に時間を割いたのはキッチンとその廻りです。やはり女性(手伝われるご主人も)にとって、キッチンは大事、「毎日のことですし、使い勝手の善し悪しで家事労働の負担が大きく左右される。」というのはH様奥様がおっしゃった言葉です。
結論は、キッチンと冷蔵庫を一列に並べ、背面にパントリー(食品庫)、カップボード、炊飯器等の家電収納を並べていた当初のプランを変更しました。変更プランはキッチンを冷蔵庫のスペースまで長くして冷蔵庫、カップボード、パントリー(食品庫)を背面に置くプランです。キッチンの横に思いもかけないスペースができたので調味料棚を提案しました。炊飯器等は長く伸ばしたキッチンカウンターの上に置きます。

すべてのケースに通用するとは思いませんが、基本的にご夫婦のみで住まわれる場合、非常に有効ですね。いい勉強になりました。
 仕様打合せ一回目 2005年7月14日
H様は、無垢材による「木の家」には以前から興味を持っておられたようで某建築家(杉の家では有名な方です)が主催する『講座』にも参加されています。私がご案内するまでもなく、ご自身で京北、美山の山を歩き,森林組合にも足をはこんでおられる程熱心なご夫婦です。
当初はOMソーラーを組み込んだ『パッシブソーラーハウス』を考えていましたが、計画地が『歴史的風土保存地区』であったが為にOMソーラーの集熱板が問題になりました。
今でも「風致地区での道路から見える集熱板は認められない。」というのが京都市の見解です。最終的にOMソーラーの組み込みは諦めざるを得ませんでした。

プランがほぼ煮詰まった時点で(玄関の収納、寝室を充実させたかったので一部プランの変更を提案しました。)第一回目の仕様の打合せをしました。
打合せの中で暖房をどうするか、という話になってH様より、ペレットストーブはどうかという話を頂きました。ぜひ、お願いしたいですね。
 伐採 2005年3月5日
伐採は地元の森林組合にお願いしました。随分とすっきりとしましたね。
敷地内にあったスギは「なんらかのかたちで建物に生かしたい。」とのご意向で、とりあえず切り倒してその場で乾燥させることにしました。
 計画地 2005年1月15日
秋に着工を予定している嵯峨のH様邸の計画地です。随分以前に購入されておられた様で私どもが訪れたときにはこのような雑木林でした。奥にはスギも見受けられます。